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10月7日【最西端】本島帰島~最終日【本島】10月8日

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祖納の海辺 最終日の撮影を終えて海を見ていない事に気づいた。比川の浜も有ったのに・・・タイワンヒメシジミの産地も比川の浜だったなぁ。

休憩を終えて祖納に帰る。

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キタテハ D4 105mm
比川に移動中に撮影。本州では隣人という感じだが、沖縄では迷蝶。
日本の固体に比べれば青い紋の出方や翅の形が違う感じがする。

打ち上げのビールを買いに行くと、いつぞや見たバイクが・・・・と宇良部岳、比川で出会った青年だった。

土産の酒を買いに来たみたいであった。

「いやぁ今日は本当によく会いますね」とお互い笑う。

オリオンの500を一気に呷る。
蝶の撮影後の一杯はやはり旨いっ!

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民宿おもろ 与那国ホンダが近いことも有り蝶屋が集まる宿。民宿に戻り荷物預かり、空港まで送ってもらう。

飛行機に乗り見る見る小さくなる与那国を見下ろす。

宇良部岳、アギンダ、西崎、比川どんどん小さくなる。

鮮烈な太陽の下センダングサで吸密するスジグロカバマダラ、細工物みたいな翅を輝かせていたヤエヤマカラス・・・・・畑で草を食んでいた与那国馬は元気だろうか

また着たい・・・・

いや、また帰って着たい・・・・

戻った石垣は雨、空港からも見えるオモト山に「あの山にアサヒナキマダラが・・・」と思いを馳せる。

与那国からの帰りの機内で今日出会いまくった青年と出会う。
3度ある事は4度ある。

石垣からはANAに乗り換え那覇へ。

那覇空港からホテルに行く途中、奥武山公園から花火が。
大綱引きの祭りがあったらしい、出店もかなり出ていた。

ホテルに帰りシャワーを浴びて、服を洗濯し飯を食いに行きベッド戻ると、もうぐったり。

10月8日 末吉公園

時間的に北部は厳しく、与那国から戻って気抜けしたのかあまり撮影する気もなれず身近な末吉公園へ。

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末吉宮 何度も末吉公園には来ているが、末吉宮まで上がるのは初めてだ。

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クロマダラソテツシジミ D4 105mm
神奈川では冬場相当撮影した蝶。与那国では数が少なくヒメシルビアやヤマトが多かった。やはり沖縄の超普通種はこの蝶という印象がある。

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イチモンジセセリ D4 105mm

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ヒメイチモンジセセリ? D4 105mm

麟粉が落ちると見分けがつき難い。

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オオゴマダラ D4 105mm

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アオタテハモドキ D4 105mm

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タテハモドキ D4 105mm

普通種達と沖縄最終日を楽しむ。

残念ながらツマベニチョウを多数撮影した場所は工事をしており近づくことも出来なった。

公園と言いつつも裏山に入ればイワカワシジミや近年ではフタオチョウも見ることが出来る。

日当たりの良い場所のハイビスカスにはツマベニチョウ、ウスキシロチョウが吸蜜に訪れ、センダングサにはベニモンアゲハを見ることも出来たし、シロオビアゲハがランタナに来ている。

昼で撮影を切り上げ今回初の沖縄そばを食べ、少し良いANAの飛行機で帰京。

今までスカイマークに乗っていたが、ANAの飛行機の乗り心地のよさに今度からANAで帰ろうか?と思わせさせられた。

今回の土産は新垣ちんすこう。
飲み屋で飲んでいたときに、後ろで飲んでいた客が「新垣ちんすこう」だけは美味いという話をしていたので試しに買ってみたのだが美味い。

~案内~
・島までの行き方
石垣まではANA、JAL等各社が飛行機を出しているが、石垣からは飛行機(JAL)か船便になる。
乗り換えの時間、自分の時間の都合で選ぼう。

・宿
民宿は祖納、比川、久部良等にある。島に到着する場所や、狙う場所によって選ぶと良い。

・島内の交通
バスも有るが本数が少なく、レンタカー、レンタバイクが良いと思う。自転車も借りられるが、起伏の激しい島の上に道も狭いので個人的にはレンタバイクが良いと思います。

・本
スーパー採集ガイド①新・八重山編
古い本だが大まかなポイントが紹介されている。絶版になって久しく見ることの出来る蝶も少々変わっているが、まだ使えるガイドだと思う。

離島大好き採集ガイド沖縄・宮古編
短時間本島による場合、結構役立つ。また最終日は本島でという人にお勧めである。

フィールドガイド 日本の蝶
生態写真で蝶が紹介されているので、撮影した蝶の同定に役立つ。
迷蝶も紹介されているので土着種以外にも使える。

・最後に
初の八重山行きになったが、現地で出会った蝶屋さんのお陰で楽しく過ごすことが出来た。何度も与那国入りしているベテランの最近の盛衰の話のお陰で、見ることの出来る蝶もよく分かった。

タイワンモンシロ・黄色いツマベニ・タイワンシロの♀、蝶だけでなく与那国馬にも乗ってみたい・・・

与那国でやりたい事はいっぱい有り過ぎて今回だけでは消化出来なかった。

また島を訪れるだろう。

照りつける太陽の下蝶が舞うこの島に。
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by usubasiro2 | 2012-10-14 15:39 | デジタル撮影

10月7日【最西端】与那国【2日目】

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宇良部岳頂上の電波塔 
有名採集地の目印、頂上にはいつも何らかの蝶がテリを張っている。

目が覚めると8時少し前、昨日の疲れのお陰かぐっすり眠りすぎた。

起きて外を見ると雨。気落ちしながら朝食を食べる。9時までに晴れなかったら11時の飛行機で石垣に帰ろうと思っていると天候が復活。瞬く間に夏空が戻ってくる。

濡れた地面はあっという間に乾き、ジリジリと強い日差しだ。

今日で与那国最終日となるが、ポイントは昨日行った宇良部岳、比川林道の二箇所に決定していざ出発。

1、宇良部岳

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牛が草を食べる風景、昨日も何度も見たが撮影していなかった。

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与那国馬 しばらく行くと小柄な馬が・・・・これが噂に聞く与那国馬か。
なんとも可愛らしい姿である。乗馬も出来るらしいので次回是非乗ってみたいものである。

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宇良部岳へ続く道、この両端のセンダングサにも各種の蝶が集まる。

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リュウキュウムラサキ D4 105mm

頂上へ続く道でテリトリーを張っていた。ここではメスアカムラサキと追尾する姿も見られる。

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リュウキュウムラサキ D4 105mm

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メスアカムラサキ D4 105mm

両種ともボロボロで時期的に少し遅かった感じである。

昨日は見ることの出来たシロミスジが一向に姿を現さない。

少し残念な気分であるが下山・・・しかしその後が素晴らしい出会いの連続であった。

途中バイクで上ってきた観光の青年と挨拶を交わし下山していると、黒いアゲハ吸蜜してるので近づいてみると・・・

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ヤエヤマカラスアゲハ D4 105mm

昨日見ることが出来なかったヤエヤマカラスがセンダングサで吸蜜している。
この蝶は地理変異に富み八重山、特に与那国は特異な感じがする、

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ヤエヤマカラスアゲハ D4 105mm

美しい翅がしっかり見える飛翔も撮影する事が出来大満足!
ホクホクで下山していると、自転車で山ろくまで来た自分へのご褒美なのだろうか・・・・

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シロミスジ D4 105mm

一瞬リュウキュウミスジ?と思いきや、飛ぶ姿を見たらその大きさからシロミスジと確認!必死になって追いかけると、はらりと道端のススキに止まった。

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シロミスジ D4 105mm
美しい・・・ド完品じゃないか!

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シロミスジ D4 105mm
慎重にピントを合わせシャッターを切る。

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シロミスジ D4 105mm
逆光ぎみから一枚

これで大満足だ。

シロミスジに別れを告げ更に下山していく。

先ほどの青年がバイクで降りてきて「下まで乗っていきますか?」と声をかけて頂くも、もっと撮影していたかった自分は辞退し歩いて降りていく。

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リュウキュウムラサキ D4 105mm

今まで翅開かなかったリュウキュウムラサキが翅を開いてくれた。これも歩いて降りたご褒美なのだろうか?

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ジャコウアゲハ D4 105mm

自転車を止めたところに戻るとジャコウアゲハが多い。
黒いメスも見かけるが状態が良くなかった。

自転車で移動する。比川へ。途中ツマベニチョウを見かけるも撮影できず。

時間は1時前、もう腹ペコである。
昨日行きたかった豆腐料理が評判の食堂へ。

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豆腐チャンプルー定食
旨い上にボリュームもたっぷりだ。

少し休憩をして缶コーヒーとお茶を買って比川林道へ。
売店で先ほどの青年に会う「今日は良く会いますね」とお互い笑う。

2、比川林道

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クロテンシロチョウ D4 105mm

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ヒメアサギマダラ D4 105mm

昨日と同じ面子であったがまだ撮影していないアングルであった。

日陰で缶コーヒーを飲んで休憩。
あっという間の2日間を回想しつつ吸密に来るリュウキュウアサギをボーっと見ているのであった。

2日目の残り与那国→那覇3日目へ続く。
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by usubasiro2 | 2012-10-10 23:42 | デジタル撮影

10月6日【最西端】与那国【1日目】

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比川からの帰り道に与那国の代表的ポイント宇良部岳を望む。

10月5日の夜から与那国島に出かけてきた。

目標は特産の蝶と迷蝶である。

今まで本島は何度も訪れているが、八重山は初である。

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飛行機より西表を見下ろす。

未知なる出会いにワクワクしながら本島を朝一の飛行機で石垣を経由し与那国へ。

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到着直前に飛行機から島全体を見たが起伏に富んだ非常に美しい島である。

与那国空港には10時半過ぎに到着。

民宿の女将さんに迎えに来てもらい、すぐ隣の与那国ホンダでチャリンコを借りていざ出発。

与那国ホンダの西條さんにシロミスジが見たいとの旨を伝えると、宇良部岳が良いとの事なので
地図を片手に道を進む。

1、宇良部岳

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代表的な採集地として有名な宇良部岳へ向かう、途中ヤギが日陰で休んでいたり、牛がゆっくりと草を食べている風景を横目に見つつ進んだ。

山ろくにチャリンコを止めて歩き出す。

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スジグロカバマダラ D4 105mm F8 AE

まず出迎えてくれたのがスジグロカバマダラ、本島には近縁のカバマダラが生息するが、この蝶は八重山に生息する。

普通種ながら初めて撮影する蝶に大興奮である。飛び方や大きさ等、実物を始めてみると色々発見があって楽しい。

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キタテハ D4 105mm F8 AE

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キタテハ D4 105mm F8 AE

次に現れたのがキタテハである。
「キタテハ?普通種じゃん」ってなるのが普通であろうが、ここ八重山では迷蝶である。
先の台風で大量に飛ばされてきたみたいで、本島および八重山の島々でもかなり多く見られるようである。

しかしながら、いきなり迷蝶にであうことができた。

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リュウキュウアサギマダラ D4 105mm F8 AE

この蝶も数が多い、しかし美しい蝶なので何故かシャッターを切ってしまう。

途中下からレンタカーで上がってきた蝶屋さんが「上まで行くから乗ってく?」とありがたい申し出をしてくれたので同乗させて頂き頂上へ。なんとこの方も自分と同じ宿の方であった。

レンタカー屋さんも近く町の真ん中にあるので沢山の蝶屋さんが集まる宿らしい。

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宇良部岳山頂より D4 14mm-24mm F8

山頂はシロミスジ、リュウキュウムラサキ、メスアカムラサキのテリトリーポイントになっており、すでに一名の蝶屋さんがリュキュウムラサキを採集していた。ブルーがかった紫が美しい。

宇良部岳の話で自分が知っているのがタッパンルリシジミ、ホリシャルリシジミのポイントとして有名と言う位であったが、実際足を伸ばすと色々な蝶の多さにびっくりさせられた。

待つこと数分、運命の時は訪れた。

リュウムラをゲットされた蝶屋さんが「シロミスジおるよ!」と声をかけてくれた。

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シロミスジ D4 70mm-300mm F8 AE

まさしくシロミスジ!昔見た「蝶研フィールド」の生態写真館にも出ていた宇良部岳のシロミスジだ。

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シロミスジ D4 105mm F8 AE

残念ながら半開翅をしている姿しか撮影出来ぬまま、ほかの蝶とテリ争いをしに飛び去ってしまった。

しかし目標の蝶を撮影した満足感に満たされ、同乗させていただいた蝶屋さんに帰りも下まで送っていただき下山となった。

2、比川林道

ヒメアサギマダラを撮影したいという話をしていたら久部良岳が良いというので、そちらを目指しチャリを走らせる。20分ほどで比川の集落に到着。

するとそこにコトー診療所との看板が、実はここ与那国はDrコトー診療所のロケ地になった島で、診療所のセットはここ比川にあるのである。

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昼食をとろうと調べていた食堂に行くが、2件とも臨時休業であった。後で知ることになるが比川の小学校の運動会でみんな出払っていたらしい。

共同売店で飲み物を買って喉を潤し再びチャリは坂を上がり祖納の集落を目指す。

宇良部から比川でもうクタクタである。昼食もまとも取れずやる気もどんどん無くなっていた。帰ってビールを飲んで少し横になりたい。

そう思っていながらもシロミスジ以外の収穫が少なく不満もあった、

坂の途中の農道の看板に目が行くバナナの木が生えセンダングサが道の両方に生えている。

良好な環境に「もしや!」と思い日陰にチャリを止めてカメラを片手に歩き出すと・・・・

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お?

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おおっ!

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おおおおおおおおおっ!
ヒメアサギマダラ D4 105mm F8

やや薄暗い場所には小さなシロチョウが・・・

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クロテンシロチョウ D4 105mm F8
かつては与那国特産と言われたシロチョウである。もちろんこの蝶も目標の一つである。

林道をさらに進むと素早く動くシロチョウが・・・・タイワンシロ?

ファインダーを覗くとまさにそれである!

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タイワンシロチョウ D4 105mm F8

一気に目標の蝶が3種も追加出来てしまった。

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クロボシセセリ D4 105mm F8 

それなりに撮影が出来て、時間はまだ4時であるが体力的に限界が近かったのでそろそろ撤収。

帰ろうとチャリをこいでいると先ほど宇良部の山頂でシロミスジを教えていただいた蝶屋さんが、話を聞くと成果はあまりの様子。

後で知ったが、何気なく入ったこの林道は有名な比川林道で蝶のポイントであった。

何気ない林道を見て、ここは居そうと思える観察眼はまだ衰えていないようである。

祖納の集落まで15分程。

集落のスーパーでビール買って一気にゴクリ。

汗をかいた後のビールとはこんなに旨い物か!

与那国ホンダさんに今日の成果を報告しに行くと、車を同乗させて頂いた蝶屋さんと西條さんがビールをのんでおり「君も飲むかい?」の一言に「頂きます」と答えもう一杯。

夜蝶談義が有るみたいなので参加させていただく。

夕食をご一緒した宿泊客の方の多くが蝶屋で楽しくすごさせて頂いた上に、夕食後の蝶談義、与那国の夜は眠気でフラフラしながらも楽しく更けるのであった。

2日目に続く。
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by usubasiro2 | 2012-10-09 22:34 | デジタル撮影