10月6日【最西端】与那国【1日目】

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比川からの帰り道に与那国の代表的ポイント宇良部岳を望む。

10月5日の夜から与那国島に出かけてきた。

目標は特産の蝶と迷蝶である。

今まで本島は何度も訪れているが、八重山は初である。

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飛行機より西表を見下ろす。

未知なる出会いにワクワクしながら本島を朝一の飛行機で石垣を経由し与那国へ。

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到着直前に飛行機から島全体を見たが起伏に富んだ非常に美しい島である。

与那国空港には10時半過ぎに到着。

民宿の女将さんに迎えに来てもらい、すぐ隣の与那国ホンダでチャリンコを借りていざ出発。

与那国ホンダの西條さんにシロミスジが見たいとの旨を伝えると、宇良部岳が良いとの事なので
地図を片手に道を進む。

1、宇良部岳

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代表的な採集地として有名な宇良部岳へ向かう、途中ヤギが日陰で休んでいたり、牛がゆっくりと草を食べている風景を横目に見つつ進んだ。

山ろくにチャリンコを止めて歩き出す。

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スジグロカバマダラ D4 105mm F8 AE

まず出迎えてくれたのがスジグロカバマダラ、本島には近縁のカバマダラが生息するが、この蝶は八重山に生息する。

普通種ながら初めて撮影する蝶に大興奮である。飛び方や大きさ等、実物を始めてみると色々発見があって楽しい。

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キタテハ D4 105mm F8 AE

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キタテハ D4 105mm F8 AE

次に現れたのがキタテハである。
「キタテハ?普通種じゃん」ってなるのが普通であろうが、ここ八重山では迷蝶である。
先の台風で大量に飛ばされてきたみたいで、本島および八重山の島々でもかなり多く見られるようである。

しかしながら、いきなり迷蝶にであうことができた。

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リュウキュウアサギマダラ D4 105mm F8 AE

この蝶も数が多い、しかし美しい蝶なので何故かシャッターを切ってしまう。

途中下からレンタカーで上がってきた蝶屋さんが「上まで行くから乗ってく?」とありがたい申し出をしてくれたので同乗させて頂き頂上へ。なんとこの方も自分と同じ宿の方であった。

レンタカー屋さんも近く町の真ん中にあるので沢山の蝶屋さんが集まる宿らしい。

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宇良部岳山頂より D4 14mm-24mm F8

山頂はシロミスジ、リュウキュウムラサキ、メスアカムラサキのテリトリーポイントになっており、すでに一名の蝶屋さんがリュキュウムラサキを採集していた。ブルーがかった紫が美しい。

宇良部岳の話で自分が知っているのがタッパンルリシジミ、ホリシャルリシジミのポイントとして有名と言う位であったが、実際足を伸ばすと色々な蝶の多さにびっくりさせられた。

待つこと数分、運命の時は訪れた。

リュウムラをゲットされた蝶屋さんが「シロミスジおるよ!」と声をかけてくれた。

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シロミスジ D4 70mm-300mm F8 AE

まさしくシロミスジ!昔見た「蝶研フィールド」の生態写真館にも出ていた宇良部岳のシロミスジだ。

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シロミスジ D4 105mm F8 AE

残念ながら半開翅をしている姿しか撮影出来ぬまま、ほかの蝶とテリ争いをしに飛び去ってしまった。

しかし目標の蝶を撮影した満足感に満たされ、同乗させていただいた蝶屋さんに帰りも下まで送っていただき下山となった。

2、比川林道

ヒメアサギマダラを撮影したいという話をしていたら久部良岳が良いというので、そちらを目指しチャリを走らせる。20分ほどで比川の集落に到着。

するとそこにコトー診療所との看板が、実はここ与那国はDrコトー診療所のロケ地になった島で、診療所のセットはここ比川にあるのである。

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昼食をとろうと調べていた食堂に行くが、2件とも臨時休業であった。後で知ることになるが比川の小学校の運動会でみんな出払っていたらしい。

共同売店で飲み物を買って喉を潤し再びチャリは坂を上がり祖納の集落を目指す。

宇良部から比川でもうクタクタである。昼食もまとも取れずやる気もどんどん無くなっていた。帰ってビールを飲んで少し横になりたい。

そう思っていながらもシロミスジ以外の収穫が少なく不満もあった、

坂の途中の農道の看板に目が行くバナナの木が生えセンダングサが道の両方に生えている。

良好な環境に「もしや!」と思い日陰にチャリを止めてカメラを片手に歩き出すと・・・・

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お?

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おおっ!

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おおおおおおおおおっ!
ヒメアサギマダラ D4 105mm F8

やや薄暗い場所には小さなシロチョウが・・・

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クロテンシロチョウ D4 105mm F8
かつては与那国特産と言われたシロチョウである。もちろんこの蝶も目標の一つである。

林道をさらに進むと素早く動くシロチョウが・・・・タイワンシロ?

ファインダーを覗くとまさにそれである!

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タイワンシロチョウ D4 105mm F8

一気に目標の蝶が3種も追加出来てしまった。

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クロボシセセリ D4 105mm F8 

それなりに撮影が出来て、時間はまだ4時であるが体力的に限界が近かったのでそろそろ撤収。

帰ろうとチャリをこいでいると先ほど宇良部の山頂でシロミスジを教えていただいた蝶屋さんが、話を聞くと成果はあまりの様子。

後で知ったが、何気なく入ったこの林道は有名な比川林道で蝶のポイントであった。

何気ない林道を見て、ここは居そうと思える観察眼はまだ衰えていないようである。

祖納の集落まで15分程。

集落のスーパーでビール買って一気にゴクリ。

汗をかいた後のビールとはこんなに旨い物か!

与那国ホンダさんに今日の成果を報告しに行くと、車を同乗させて頂いた蝶屋さんと西條さんがビールをのんでおり「君も飲むかい?」の一言に「頂きます」と答えもう一杯。

夜蝶談義が有るみたいなので参加させていただく。

夕食をご一緒した宿泊客の方の多くが蝶屋で楽しくすごさせて頂いた上に、夕食後の蝶談義、与那国の夜は眠気でフラフラしながらも楽しく更けるのであった。

2日目に続く。
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by usubasiro2 | 2012-10-09 22:34 | デジタル撮影


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